あがり症の人が面接で成功するための対策!
社会で生きていく中で、避けて通れないのが面接です。
あがり症の人にとって、面接は大きな関門ですよね。
私もドキドキの極みで、その場から逃げ出したい思いでした^^;
一般的に就活や転職などの面接成功のためには
- 自分の考え方をきちんと整理したり
- 会社の事業内容を把握したり
- 時事に敏感に目を向けたり
いろいろな対策をとっておかなければなりません。
そんな中で、忘れてならないのが、あがり症の人の面接対策です。
いざ、満を持して面接にのぞんだものの、面接官を前にした途端、頭が真っ白に・・・
なんてことも、あるかもしれません。
そこで、あがり症の人が、就活や転職などの面接で、成功するための対策をご紹介します。
マインドセット
なんといっても一番肝心なのは、面接に対するマインドセット(心構え)です。
長い人生の中で、そう何回も受けることのない「面接」ですが、まずは、ここをしっかり押さえておきたいものです。
ここ一番の面接となれば、だれしも緊張するもの。
ましてや、緊張しやすいあがり症の人なら、なお更ですよね。
「上手くやらないと」「失敗したら大変」などと考えると、緊張がどんどん膨らんでいきます。
「この会社に落ちたら人生終わり」みたいな思考が頭をグルグル・・・
でも、考えてみてください。
希望の会社に落ちても、明日が無くなるわけでもないし、死ぬわけでもありません。
仮にその会社に入れたとしても、明るい将来が待っているという保証もありません。
そこが思っていた社風とは、かけ離れていたり、嫌な上司についたり、残業に明け暮れたり、人間関係に疲弊したり、と後悔が待っているかもしれません。
あがり症の私は、第一と第二希望の会社に落ちました。
面接を完璧にこなさなければの一心のためか、強い緊張感に襲われて惨敗でした。
たびたび言葉に詰まってしまって、面接にならなかったのです。
これが原因で不採用になったのかは分かりませんが、私にとってはショックでした。
自暴自棄の日々がしばらく続きましたが、ある日のテレビ番組で、アナウンサーの方が座右の銘を問われて、こう答えていました。
「ケセラセラ」と
ケセラセラは、ヒッチコックの映画の主題歌で「なるよいにしかならない、どうにかなるさ」というような意味です。
「そういう考え方もあるのか。」と、私は共感しました。
以前の面接も、そんな心構えで受けたらどうだったろう・・・
その後、小さな会社でしたが、ハローワークで目に付いたところに応募してみました。
よし、ケセラセラでいこう。
ほとんど準備もせずに、面接をうけました。
落ちてもいいや。ダメ元で受けました。
でも、いい加減な気持ちで受けたら、相手の会社に失礼なので、普段の自分を素直に出して誠実に対応しようと心がけました。
不思議なことに、あまり緊張せずに普通に話せて、無難に面接を終えることができました。
結果は、採用です。
その会社は、社員同士のコミュニケーションもよく、何でも気軽に提案できる職場でした。
活き活きとして仕事ができる環境の中で、私は、経営判断にも関れる立場になりました。
人生って、分からないものですね。
長々と書きましたが、あがり症の人が面接に臨むには、マインドセットがとても重要です。
「何がなんでもこの会社に入らなければ、将来は無い」と考えて、準備周到で面接にのぞむことも、ありだとも思いますが、緊張しすぎてしまって、面接がボロボロでは、元も子もありません。
「この面接に成功すれば素晴らしい未来が待っている。幸せな人生が約束される。
失敗したらとんでもないことになる。」と考えて面接にのぞむのはやめた方がよさそうです。
絵に描いたような将来なんて、だれにも保証されていないんです。
ケセラセラ(なるよいにしかならない、どうにかなるさ)です。
「ケセラセラの先に、明るい将来が待っているかもしれないから、普段の自分を素直に出して、誠実に答えてみよう。」
これが私の実感で、面接で緊張しないための心構えとなりました。
あがり症の人にとっては、少し心もとない面接対策に感じるかもしれませんが、これが大きな安心感につながっていきます。
自分が納得するまで、この心構えを何度も振りかえってみてください。
面接で緊張をやわらげるための基本
面接に対するマインドセットができたら、今度は緊張をやわらげるための基本を具体的にお話ししましょう。
- 姿勢を意識する
誰でも緊張すると、ちぢこまって背中が丸くなってしまう傾向にあります。
これでは面接官の印象も悪くなってしまいますので、背筋をピンと伸ばしましょう。
イスに深く座って、背もたれには寄りかからず背筋を伸ばします。
背筋が伸びて姿勢が良くなれば、ハツラツとした印象になりますし、ハッキリした声が出しやすくなります。
イスに座るときは、日ごろから姿勢を意識しておきましょう。
- 笑顔の作り方を意識する
良い姿勢とあわせて大切なのが、笑顔です。
緊張すると、顔の筋肉もこわばってきます。
会話の中での笑顔は、相手に好印象をあえるための重要なポイントです。
どうしても、遠慮がちに少しだけ口を開けての笑顔なってしまうところですが、口の周りの筋肉を緩めて、横に大きめに口を開けて笑うよう意識してみましょう。(当然ですがバカ笑いはNGです)
やってみると分かりますが、おちょぼ口で笑うよりも大きめに口を横に開いて笑う方が、印象もいいですし、何よりリラックスした感覚を味わえると思います。
これが面接中に感じられたら、ラッキーですよ。
毎朝、洗面台に立つとき、鏡で自分の顔の表情をチェックみてください。
どんな笑顔が、一番印象よく見えるのか?
自分が好きになれる笑顔を作ってみましょう。
きっとそれは、人に親しみを感じさせる表情のはずです。
笑顔だけでなく、口を閉じた普段の真顔も確認してみましょう。
口角は、下がっていませんか?
目は、うつろではありませんか?
履歴書に貼ってある写真も見てみましょう。
さえない表情をしていませんか?
これも笑顔を同じように、鏡の前でいろいろやってみましょう。
明るくハルラツとした表情を作ってみましょう。
そして、その笑顔と真顔を毎朝、鏡の前で作ってみる。
慣れてきたら、鏡を見ないでやってみる。
その表情が自然に出せるようになったら、あなたには面接に限らず、営業や交友関係など、いろいろな場面で好印象なイメージを相手に与えることができるでしょう。
それが、人前での緊張をやわらげることへも、自分のモチベーションを上げることへも、必ずつながっていきます。
- 早口言葉を練習する
面接のときは、緊張で口の動きが悪くなりがちです。
しどろもどろになると、さらに緊張が高まってしまうこともありますので、普段から滑舌をよくする練習をしておきましょう。
それには、早口言葉がもってこいです。
・生麦生米生卵
・隣りの客はよく柿食う客だ
・この釘はひきぬきにくい釘だ
・地味な爺やの自慢の地酒
・駒込のわがまま者 中野の怠け者
・東京特許許可局 許可局長
・マグマ大使のママ マママグマ大使
・ブスバスガイド バスガス爆発
・親亀子亀子孫亀 親鴨子鴨子孫鴨
・坊主がびょうぶに上手に坊主の絵を書いた
・月づきに月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月
・ブタがブタをぶったら ぶたれたブタがぶったブタをぶったので
ぶったブタとぶたれたブタがぶったおれた
・瓜売りが瓜売りに来て瓜売りのこし うり売り帰る 瓜売りの声
・巣鴨駒込駒込巣鴨 親鴨子鴨大鴨小鴨
・アンドロメダ座だぞ など
出典:早口言葉 一覧
どれでもお好きなのを練習してみてください。
口がよく回るようになるだけでも、安心感が出てくるものです。
面接の順番を待ってる間にできること
自分の面接の番が来るのを待ってるときって、超緊張しますよね。
でも、ただ座って待ってるのってもったいないです。
待ち時間にできるリラックス法を試してみましょう。
- 面接の前に誰かとおしゃべりをしておく
当日の朝から、面接試験までの間に、口を一度も動かさず、何もしゃべらずにいることは避けましょう。
その日の第一声が面接本番での回答だったら、どうでしょう。
喉の調子が悪くて、声がかすれるかもしれないし、言葉が詰まってしまうかもしれません。
やはり面接を受ける前には、声のウォーミングアップをしておく必要があります。
待合室で隣の人と話してみましょう。
気分が軽くなりますよ。
声をかけられた相手だって、緊張がやわらぐでしょう。
誰でもいいんです。
出掛けに合った近所の人でもいいですし、面接の受付の人でもいいですね。
ちょこっと、雑談をしてみましょう。
人との事前の会話は、口を滑らかにするだけでなく、知り合いができたような感覚になるので、気分が楽になって、緊張もやわらぐでしょう。
- 体を動かす
ずっとイスに座って待ってるのって、体がコワバってしびれるし、血行も悪くなるから、よけいに緊張するんですよね。
だから、少し体を動かしましょう。
イスに座ったままできるものと、人目を避けてやるものをご紹介します。
イスに座ったままできるもの
@軽く天井を見上げて深呼吸
気道がまっすぐになるので、楽に深呼吸できます。
できれば、鼻呼吸より口呼吸がおすすめ。爽快です。
逆に真上を見てしまうと、首の後ろがきつくて不快になるので、45度くらいまでにしておきましょう。
A10〜20秒の間、ギューッと目をつぶってパッと大きく開く
スーッと気分が落ち着きます。
面接の直前が特にオススメです。
B両肩をグーッと持ち上げて2〜3秒キープし、力を抜いてストンと落とす
これを数回
C足首から下を動かす
・足の指をグーパー、グーパー
できればカカトだけでも靴から出してやってみましょう。
・カカトとつま先の上げ下げ
できれば足首も回してみましょう。← これスゴク気持ちいいです。
座ったままだと無理そうな状況でしたら、トイレとかでやってもいいですね。
人目を避けてやるもの
これはトイレとか、人に見られない場所にいってやりましょう。
(トイレに行くだけでも、体を動かすから気分転換になります)
@両腕をグーッと上に伸ばして「バンザーイ」 その状態を10〜20秒保つ
特に上半身がほぐれます。
A軽く10回くらいジャンプする
緊張すると、人間の重心は胸あたりまで上がってくるそうです。
だから体が宙に浮いたようにフワつくんです。
リラックスしてるときは、おヘソの少し下の丹田という所に重心があるので、ジャンプで重心を下げるんです。
足元がドッシリして、気分が落ち着いてきますよ。
こちらの記事も参考になります
>>> 「緊張を和らげる体のツボ」 おすすめの2ヶ所
面接官だって普通の人間
面接官だって、かつては面接を受けたことがあるはず。
普通の人間だから、緊張もしたでしょう。
だから面接では、誰だって緊張するのは当たり前だと思っています。
緊張で声が震えたり、顔が引きつっても、それを合否の判断にすることはないでしょう。
むしろ、緊張しながらも一生懸命に答える姿が、好印象を与えるかもしれません。
自分が採用する側の面接官だと思ってみてください。
緊張してるかどうかなんて、どうでもよくないですか?
重視するのは、やる気や誠実さ、明るさ、などではないでしょうか。
面接での会話は、ドラマの中の台詞とは違うんです。
台本の丸暗記とは別物です。
面接では、すらすら答えられる質問なんて、そうは無いでしょう。
すらすら答える必要もないし、それが採否に大きく影響することもないでしょう。
普段、誰かと話しをしているときはどうでしょう。
途切れの無い会話が、流れるようにずっと続きますか?
相手の問いが、ありきたりな定番の内容なら、即答できるかもしれませんが、ちょっと複雑な話しになると、少し考えてから返答すると思います。
逆に、そういう話しに即答したら、「この人、ちゃんと話しを聞いてくれてるの?」「適当に答えてるんじゃないの?」って、なりませんか。
面接でも同じです。
すらすら答えようと思って、いい加減なことを言うよりも、よく考えてから落ち着いて答えた方が、はるかにいい印象を与えると思います。
面接で言葉が詰まっても気にしないでください。
面接官は、せっかちではありません。
落ち着いて考えて、誠実に答えましょう。
いかがでしたか。
あがり症の人が面接で緊張しない対策について、今までに自分が試してみて、「これは使える!」と思っているものをご紹介しました。
一つでも結構ですので、試してみてください。
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