緊張をほぐす「ヨガのポーズ」おすすめの2選
心や体がストレスを感じると、頭の中が真っ白になったり、体や手がこわばったり、声が震えるなど、いろいろな不快な症状が出ますよね。
神経が張りつめると、体の筋肉が硬くなって、それが緊張感を高めてしまいます。
こうした緊張をほぐすには、ヨガで体の筋肉をほぐしてあげるのが一番です。
ヨガで体をストレッチすれば、気分もスッキリするから精神的にもプラスになります。
ヨガの他に、ストレッチ系のエクササイズとしてピラティスがありますが、ピラティスは、上級者向けのポーズが多いので、初めてストレッチをする人には、少しハードルが高いかもしれません。
ヨガのポーズでしたら、初心者でも比較的簡単にできるものがたくさんあります。
ヨガは筋肉の緊張をほぐすだけではありません。
簡単そうなポーズでも、グラグラせずに安定させてポーズを決めるには、神経の集中が必要です。
バランスや呼吸に集中することで、嫌なことやストレスを忘れ、心を落ち着けられるという効果もあります。
ここでは、たくさんあるヨガのポーズの中でも、神経や体の緊張をほぐす効果が高い、ヨガのポーズ2つをご紹介します。
緊張をほぐすヨガのポーズ1 【橋のポーズ】
セツ・バンダ・サルヴァンガーサナと呼ばれる橋のポーズは、全身の張りつめた緊張を解きほぐすことができます。
高いリラックス効果がありますし、横になった状態でできるので、誰でも簡単にトライできます。
橋のポーズのやり方は、とても簡単。
先ず、床にあおむけの状態になり、膝を曲げて足の裏を床につけてください。
足は腰と同じぐらいの幅にひらき、かかとをできるだけお尻に近づけていきます。
両手は軽く伸ばしで体のバランスをとるために使ってくださいね。
その状態から、腰を高く持ち上げて、橋の形を作ります。
この時、息を吸いながら腰を持ち上げるのがポイントです。
腰を持ち上げて橋の形を作ったら、息を吐き出してください。
急いで腰を落とす必要はないので、腰を高く上げた状態で目を閉じて瞑想にふけるのもアリです。
そして腰を下ろすときには、息を吐き出しながらゆっくり下ろしましょう。
橋のポーズは、この一連の動きを1セットとして、最低でも5セットぐらいゆっくり時間をかけて行ってください。
慣れてきてバランスを取りやすくなったら、腰を上げている状態で両腕を頭の方に万歳するように伸ばし、全身をストレッチするという方法もオススメです。
このポーズは、下半身に溜まっている血液を上半身に戻す効果があり、下半身のむくみ改善にも役立ちます。
また、血行促進と同時にホルモン分泌のバランスも整えることができるので、自律神経のバランスを正常な状態へと改善できます。
緊張をほぐすヨガのポーズ2 【スフィンクスのポーズ】
スフィンクスのポーズもまた、心身の緊張を解きほぐす高い効果が期待できます。
このポーズは、背骨をグッとストレッチするので、内臓周辺の筋肉や、お腹の筋肉もほぐすことができます。
ストレスを感じると食欲がなくなってしまう方や、なんとなくお腹の調子が悪いという方にとっては、ぜひマスターしていただきたいポーズの一つです。
このポーズも、やり方はとても簡単です。
まず、床にうつぶせの状態になり、上体を起こして床に肘をつきましょう。
この時、肘は肩幅と同じぐらいに開き、できるだけ楽で安定したポーズを作ってください。
足は、腰と同じぐらいの幅に開き、まっすぐ伸ばしてください。
その状態から、両腕を伸ばしながら、上半身を後ろにのけぞらせるようにします。
イメージとしては、背筋を鍛える後屈トレーニングとよく似ているかもしれません。
上半身を後ろにのけぞらせる時には、息はゆっくりと吸いながら行うのがポイントです。
そして、限界まで上半身を後屈させたら、今度はゆっくりと息を吐きながら、元の状態に戻してください。
スフィンクスのポーズでは、体を後屈させている時には、目は天井に向けて、頭から足の先までストレッチできるようなイメージで行いましょう。
お風呂上りなどにスウィンクスのポーズをすることで、全身の血行が良くなり、とてもスッキリできます。
スウィンクスのポーズも、橋のポーズと同じように5回を1セットとして、毎日1セットするのがオススメです。
いかがでしたか。
ヨガのポーズは、普段あまり使わない筋肉が鍛えられたり、精神的なストレスや緊張をほぐす効果が期待できます。
それほど時間がかからないので、お風呂上りなどに、緊張しにくい体質づくりを心がけてみるのも良いかもしれませんね。